オオアワダチソウの抜取り作業をしていると、高い木の梢や葉先付近を、多数のやや大型の白い蝶が飛び回るのが見えた。初めて目にする光景だ。国内では北海道にしか生息しないというエゾシロチョウかと心が弾んだがなかなか地上に降りない。
小雨の後、笹の葉の上や芝生にも白い蝶の姿が。
エゾシロチョウではなかったが、真っ白から半透明の美しい蛾だ。
帰宅後図鑑で調べると「キアシドクガ(黄脚毒蛾)」である事がわかった。
交尾だろうか?
キアシドクガ(黄脚毒蛾)
6~7月にかけて、平地から山地に普通に見られる白い色のドクガ科。
開長49㎜前後で、北海道,本州,四国,九州に分布。
幼虫には毛がある(毛虫)が毒針毛は無く、一生を通じて毒は無いとされる。
毒を持たない毒蛾だという。幼虫はミズキ科のミズキ、エゴノキ科のエゴノキの葉を食べて育つ。時には大量発生しミズキの害虫として大木を裸にしてしまうこともあるという。